新型インフル、すでに大流行の兆し2009/08/19 02:46

新型インフルエンザによる死者が2名、日本でも出た。

国立感染症研究所の調査によると、既に流行期のように拡大しているらしい。

従来、湿気が多いと流行しなかった夏場ですらこの有様だから、秋以降は更に感染拡大の危険性が高い。

特に、新型については若い世代ほど流行する傾向が強く、夏休みが終わり学校が始まったとき、心配だ。

学内での感染はもちろんのこと、部活動の対外試合で感染が広まった例が今春あったことを考えれば、決して絵空事ではない。


ここに恐ろしいデータがある。
9日までの1週間で、全国約5000の医療機関の平均インフルエンザ患者数は、流行指標となる「1人」に相当する0・99人。全国推計6万人とされる患者のほとんどが新型の感染者とみられる。

5000医療機関を3~9日に受診した患者数は4630人で、前週(7月27日~8月2日)の2655人(1医療機関あたり0・56人)の約1・7倍に上っているという。

都道府県別にみると、流行入りしたのは6都府県で、1医療機関当たり沖縄が20・36人。次いで奈良(1・85人)、大阪(1・80人)、東京(1・68人)、長崎(1・50人)、長野(1・44人)の順。

しかし、人工的に密集している東京、大阪でこれだけの人が感染していると言うことは、これから爆発的に増える可能性もある。

パンデミックに備え、今からマスクはもちろん、妊婦や病人のいる家庭はできるだけ外に出なくてもいいよう、食料品や水を備蓄しておくなど対策したほうがよいのではないか。